最近の調査によると、6月のオーストラリアのビジネス状況は芳しくなく、雇用の見通しは大きく損なわれたが、コスト圧力が緩和され、企業の自信が向上した。

NAB調査によると、業況指数は2ポイントから+4まで低下し、長期平均値には及ばなかった。しかし、景況感指数は+4に6ポイント上昇し、製造業と卸売業が伸びた。雇用指数は6ポイントから0に下がり、販売はほぼ横ばいだった。
「わずか1月のデータにもかかわらず、現在の雇用指数は長期平均を下回っているか、経済減速が労働力需要に顕著に影響していることを示している」とNABオーストラリア経済ディレクターのGareth Spence氏は述べた。
調査によると、価格圧力が低下し、労働力と購買コストが減速している。製品のインフレシーズンは0.7%下落し、小売価格は1.5%に安定した。Spenceによると、数はあるものの
変動によるが、価格圧力の緩和傾向は明らかだ。先月、豪準備銀行(RBA)は4.35%の金利を5回目に維持したが、さらなる引き締め策による可能性がある
インフレリスクを警戒している。
オーストラリア経済において中小企業は極めて重要であり、政府は財政援助、減税、インセンティブ措置を通じて成長を支援している。労働力の技能と教育レベルの向上は労働市場の需要に適応する鍵であるため、職業教育と訓練プロジェクトにも投資しなければならない。また、インフラへの投資と地域産業の発展の促進は地域経済のバランスのとれた成長を推進し、雇用を創出し、大都市の圧力を緩和するのに役立ち、このような多管斉下の戦略は経済の全面的な発展と労働力の十分な就業に役立つ。